宿題について

こんにちは。

 

今日は、塾から出す宿題についてお話します。

学校でも宿題が出るのに塾でも……??

と言うなら、「学校でも勉強しているのに塾でも……??」と返します(笑)

 

さて、宿題には意味があります。皆さんご存知かもしれませんが、確認のため、宿題を出す理由を挙げます。

■ その日の授業内容の定着のため、同じような問題を反復練習してもらうため。

これが圧倒的に多い理由だと思います。そして、この理由から出る宿題は、「その日の授業と同じ内容」です。授業時にできるようにしてあるならできるはずです……が、現実はそうでもないように見えます。この原因を考えてみると……

・ 本当は授業時にできるようになっていない

・ 記憶から抜けてから着手している

等が考えられます。本当はできるようになっていない場合、それを見抜けない講師にも非があるとは思いますが、本当は分かっていないことを正直に申告した方が何かとオトク (損をしない) です。

記憶から抜けてから着手している場合……もっと早く手をつけてください。としか言えません。

 

■ 読んだり考えたりしてもらう

これは、授業時間の短縮や、次の内容の学習効果を高めることを目的とした宿題です。一度読んできた、考えてきたことで、次回授業時の解説が入りやすいようにと考えて出すタイプの宿題です。

 

■ 宿題を出す究極的な理由は……

“保護者ウケがイイから”、”他塾もそうしているから” という安易な理由ではありません。保護者ウケのために授業をするワケではありませんし、他塾に合わせる必要などなく、むしろ違うことをして差が出るなら、”差別化” に成功するので、宿題を出さなくても効果をあげられるならば、出さないにこしたことはないのです (塾の目が届かないところなので……)。

 

本質的な理由は、「授業時間だけでは足りない」ことです。学校の授業を追随するだけだとしても、学校は週に3時間、4時間という時間数があるのに対して、塾では1コマ (塾により異なりますが、60分から90分くらいが多いと思います) です。

したがって、学校の何倍もの速さで進まなければ、学校と同じペースで進むことはできません。しかしながら、学校の授業だけでは不安だから塾に通うのに、学校の何倍という速さで進めたら、分かるモノも分からなくなるおそれがあります。

そのため、なるべく無理のないペースで授業を進める代わりに、宿題を出すのです。

ですから、E’s でなくても、塾に通う場合には宿題をしっかりやっておかなければ、塾に通うことによる学習効果は得られないと思っておいた方が良いです。

 

また、「宿題を出さない」と言う塾については、その理由を確認しておいた方が良いかと思います。

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