こんにちは(^-^)
E’s の夏期講習について2部作でお伝えいたします。
夏から塾に通うコトを考えている方、塾を変えようと思っている方、是非ご覧ください。
第1回の今回は、受験生 (大学受験をする高3、高2、および高校受験をする中3) についてのお話です。
高校生 (大学受験生) は、学習の順序や進度についての目標を共有しながらいつも進めています。講習は、その目標ペースに対する調整という位置づけです。よって、調整 (加速) の要否がそのまま講習の要否になります。
つまり、これからお問い合わせをいただいた場合には、ここまでの進捗、志望校等のヒアリングから始まります。体験授業にて基礎学力を見せていただいて、事前のヒアリング内容も加味した学習プランをご提案いたします。
基本的には継続して指導したいと考えていますが、
「数列だけ教えて欲しい」、「仮定法をみっちり勉強したい」というピンポイントな学習のための講習も受け付けております。
中3の夏期講習は高校受験 (学力検査) 対策のための復習となります。夏期講習の流れのご説明の前に、既知とは思いますが、入試のシステムについて簡単に復習しておきましょう (3年の夏休みの段階でのお話をします)。
・ 内申点のうち2年生の部分は既に確定していて、変わることはない。
・ 内申点のうち3年生の部分は、1学期が終わっているため約半分確定している状態にあり、もはや大きな変動は見込めなくなっている。
・ 2月に学力検査 (テスト) があるが、その出題範囲は「中学の教科書に載っているすべて」である。
・ 面接もあるが、ほとんどの受験生が同じような面接になるため、面接点によって大きく差がつくことはない。
つまり、1学期の状況次第では内申点対策も必要になるかもしれませんが、1学期の成績を使った試算に比べて最終的な内申点が10上がる (成績が5つ上がる) というのは現実的ではありません (見たことはありますが、その人は周りも驚くほどの頑張りと成果を出していました)。こうした背景から、もはや学力検査に比重を傾け始めても良い時期かと考えます (内申点対策をまったくしないわけではありませんが、それは通常授業においていたします)。
前述の通り、学力検査の出題範囲は中学のすべて (漢字の書き取りは小6まで) です。つまり、入試に出るすべての対策をするというのは、中学の内容をすべて復習するという意味になります。
理由は後述しますが、夏休みだけですべての復習をするのは現実的ではありません。そこで、以下の流れによって夏期講習の学習プランを決定することといたしました。
- 中学で (3年1学期までに) 学習した内容を一覧にして提示します。
- その中から生徒さんご本人やご家庭の希望する学習内容 (時間数のことも含む) をお伺いします。
- お伺いしたご希望を考え、塾側からのご提案も作成し、ご面談にてすり合わせます。
- 面談内容も考慮し、最終的なご決定をいただき、そこで作られたカリキュラムに沿った講習授業を進めていきます。
さて、E’s がすべての復習をすることを断念している理由ですが……具体的に時間計算をすると……3年1学期までは2年4ヶ月 = 28ヶ月あります。
学校の1ヶ月分を1.5日、つまり2ヶ月分を3日で終わらせる速さで進めば、28ヶ月分は42日で終わります。つまり、この速さでも夏休みだけでは足りない計算です。
つまり、「夏休みだけで全部の復習をしようと思ったら、最低でも学校の30倍くらいの速さで進めなければならない」のです。
具体例を挙げると、理科において、ひとつの単元につき4日がリミット、というペースです (3年1学期までで10単元習っているハズです)。歴史でいえば、最初から最後まですべてを3週間くらいでカンペキにしなければなりません (残りの2週チョットで地理です)。このペースで並行して5教科すべてを復習するというペースです。
計算の上で正しくても、現実味のないペースですね。
こうなってくると大事なのは戦略です。
何が復習不要で、何をカンペキにし、何を冬に回し、何を捨てるのか……目標点によっては捨てて良い箇所などないかもしれませんが、すべきこととしないことをハッキリする必要があります。こうした理由で、夏の段階で何をするのかを各自ご選択いただくこととなります。
ここに至った経緯は、「すべてを触ったは良いけれど、冬にはほとんど忘れている」よりも「多くはなくても学習したことがほとんど残っている」方が受験対策としては有効であるという考えです。
E’s で一緒に戦略的な受験をしたい方、お問い合わせはお早めにくださいますようお願い申し上げます (すぐにでも!)。
046-205-6447 (平日14時から22時まで)
受付担当:佐藤