こんにちは。
その5 で予告しました、「なるべく覚えないように指導している」ことについて書きます。
数学や理科は、暗記する量を減らした人の方ができます。
ただし、誤解なきよう確認しますと、暗記をしない方が良いとは言いましたが、できるようにならなくて良いとは一言も申しておりません。
つまり、暗記に頼らず、理解して体に染み込ませるというイメージです。
暗記しない方が良い理由は、以下の通りです。
<暗記しないメリット>
・ そもそも暗記していないので、「忘れる」という概念が存在しない (いつでも再現できる)
・ 暗記する必要がないほど理解しているため、その項目について熟知する
⇒ 応用問題もへっちゃら
・ 自分が理解したことに対して自己満足できる
※ 勉強を楽しく感じる入口として、「自己満足」は比較的簡単で、かつ効果的です。
※比較的簡単というのは、個人の興味に依存せず、誰にでも起こせるという意味です。
・ 理解していることが増えてくると、(解説されなくても) つながりが見える
⇒ 更なる応用力がつく
<暗記するデメリット>
・ 暗記は成果を問われ、「テストまでに全部覚えろ」という脅迫観念を抱きやすい
・ 好きでもないことを暗記するのは面倒で、やる気が起きない
・ いつか忘れてしまうため、定期的な復習が必要
⇒ 学年が上がれば上がるほど、復習すべき量が増える
・ 暗記には理解が伴わないため、チョットした応用問題ができない
⇒ 解法の暗記をしないと得点が上がらない
⇒ 暗記量が膨大になる
・ 暗記にはイメージがないため、問題文の言い回しを少し変えただけで別な問題に見える
⇒ 分かる人が見れば同じ問題なのに、複数種類の問題と解答としての暗記が要求される
⇒ 暗記量はさらに膨らむ
以上の理由により、私はいつも、「暗記はどうしても分からない部分だけにする」よう指導しています。
まだまだ発展途上ですべての単元を何も覚えずに済むようには指導できませんが、少しずつ広げ、いつか「何も暗記しなくても満点を取り続けられる」ようにできることを夢見て日々考えています。
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