内申点の詳細

こんにちは。

神奈川県の公立高校入試に使われる内申点については色々なウワサが飛び交い情報が錯綜するコトもあるようなので、今一度細かく確認したいと思います。

内申点計算に使われる成績は、2年生の成績 (学年) と 3年生の成績 (学年) です。

ただし、3年生は学年末まで待てないため11月上旬の定期テスト (3期制の場合は2学期の期末テスト、2期制の場合は後期の中間テスト) 終了後、直ちに学年の成績をつけます。

内申点に使う「成績」は、5段階評価でつけられた9教科 (国語、社会、数学、理科、英語、音楽、美術、保健体育、技術家庭) の成績の合計です。※ 高校によっては特定の教科を重くしている場合があります。

そして内申点は、2年生の成績と (3年生の成績の2倍) の合計になります。

たとえば2年生でオール3だと2年生の成績は27になります。3年生で3つを4に上げたとすると3年生の成績が30なので2倍して60になります。2年生の成績27と3年生の成績の2倍である60をたして、内申点は87であると確定します。

ここまではどの資料を見ても書いてあることなのでご存知の方が多いと思います。

 

問題は……「英検3級等をもっていることで内申は上がるか」、「生徒会長、部活の部長、県大会等の実績は内申点を上げるか」ですが、上を確認していただければ分かるように、内申点計算にはそのような項目はありません

つまり、漢検2級だろうが、英検1級だろうが、部活の全国大会で優勝しようが、内申点には影響ありません。

 

しかし、高校に対してアピールしたいのであれば、手段がないわけでもありません。それは、「面接シートに記載する」という方法です。面接は中学校が記載した内申書と受験生が自分で書いて願書と一緒に提出する面接シートを資料にして行われます。そのためアピールポイントを面接シートに記載することで面接官の目にとまるようにしておくと、アピールできる可能性が高まり、面接点を上げる結果になる可能性は残ります。

ただし、面接点にするために払う労力は大きく、それでも面接点が上がることが約束されるわけではないので、面接点目的で部長や生徒会役員をやったり英検等の試験を受けたりすることは得策だとは私は思いません。

地道に成績や得点を上げていくのが実は近道だと思います。

 

その近道 (といっても近いかどうかは大きな個人差がありますが) を一緒に歩もうと思ったあなたのご連絡をお待ちしております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です